箕借り婆
関東地方に伝わる、一つ目老婆の妖怪。
旧暦の12月8日か2月8日に人家を訪れ、
箕または人間の目を奪っていく…
お供に一つ目小僧を連れている場合も。
みかり婆の被害を避けるためには、
家の門のところの籠やざるなどを、竿などに付け、立てておくとよいとされる。
(目の多いものに弱い。)
横浜付近だと、地面に落ちてる米粒を拾って食べ、
ついでに口から火を噴いて火事を起こすので、
「ツヂョー団子」(庭に落ちた米を拾って作った団子)を飾って
もう米はない!”と知らせておくと、諦めて去っていくらしい。
もともと12月、2月初め辺りは民俗行事の事八日…物忌み期間だったようで…
子供なんかを外に出さないための妖怪かなぁ?
それとも物忌み自体が妖怪化したのかなぁ??