Maui
;Oceanic Trickstear God.
ハワイキ神話の半神半人の英雄。
マケア・ツタラとタランガの末っ子。
兄弟はみんな『マウイ』なので、彼の名称は
『マウイ・チキチキ・ア・タランガ(タランガのまげで作られたマウイ)』
『マウイ・ポチキ(末っ子)』
またはその働きの度に
『マウイ・ヌカラウ(策略家マウイ)』
『マウイ・アタマイ(機転のマウイ)』
『マウイ・モヒオ(知者マウイ)』
『マウイ・トア(勇者マウイ)』
…などと呼ばれる。
生まれは不幸なことに、生後すぐに海に流され、波間にて神々に育てられた。
夜の女神ヒネ・ヌイ・テ・ポを征服しようとするのに失敗して命を落とすまで、
数々の功績(と多くの悪戯)を残す。
太陽の速度を遅らせたり(昔は今より早かったとかで)、
大地アオテアロア(ニュージーランドのこと)を
老女神ムリ・ランガ・フェヌアの顎骨から作った魔法の釣り針で釣り上げたり、
火の女神マフイカから火を奪ったり(そして火は木の中へ…)。
魔法も使え、鳥などに変身するのが得意。
また凧名人であやとり名人、
ウナギを捕る罠を発明したりと、やることが多彩。
ギリシア神話のヘラクレスに比べられますが、
こちらの方が狡猾そうなイメージがします。