Belphegor

七つの大罪の1つ「怠惰」(含「好色」)を担当する悪魔。

元は古代モアブで崇拝されていたバアル・ぺオル(「ペオル山の主神」の意?)。
旧約聖書では、「ペオルの事件」とやらで、
この神の信者たちがイスラエル人を誘惑したために
ヤハウェが起こって疫病等で2400人くらい死んだ…となっている。

「地獄の辞典」では捻じれた角に牛の尾、顎鬚をたくわえ、
寝室の奥で便器に座った姿(確かに怠惰)で知られるが、
ペオルの1件もあり、妖艶な美女で描かれることも。

面倒くさがりだけど、魔界で「幸福な結婚はあり得るのか」論争が巻き起こった時は、
ちゃんと人間界に出て、さまざまな家庭を観察し、

「…ないわ。」
という結論を出した